検索エンジン事情 - 独自ドメインはSEOに有利か?

SEOを行う際、独自ドメインにするべきだ。いや、そうとは言えないのでは。
こんな議論をたまに見かけます。正しいのはいったいどちらなのでしょうか?
最終的な回答としては「独自ドメインにするべき」なのですが、この結論に至るまでには注意が必要です。

まず独自ドメインを取ろうと考える際には、以下の例が挙げられます。
これらは、SEO対策の指針上明確に区別されます。
1.新規にサイトを制作・公開する際に、独自ドメインを設定する(新規にサイトを作る)
2.既存のサイトから独自ドメインへ移行する(サイト移転する)

新規にサイトを公開する場合ならセーフ

前者(新規にサイトを作る)の場合、独自ドメインを設定する際のSEO的問題は特にありません。
これは、バックリンク(被リンク)対策がゼロの状態からスタートするためです。
たくさんのサイトからリンクを張ってもらえるよう、まずはコンテンツの充実に留意してください。
これに対して後者(サイト移転)の場合は注意が必要です。

既存のサイトから独自ドメインへ移行するなら注意が必要

というのも、既存のサイトを管理していて新たに独自ドメインサイトを取得・公開するということは、結果的に被リンクが新・旧2つのサイトに分散してしまうことになりますよね。
できることなら被リンクは、一つのサイトに集中して集めるべきなのです。その方が上位表示に効果的なのですから。
以下にGoogle公式サイトからの引用を紹介します。

PageRankTM は、Webの膨大なリンク構造を用いて、その特性を生かします。 ページAからページBへのリンクをページAによるページBへの支持投票とみなし、Googleはこの投票数によりそのページの重要性を判断します。 しかしGoogleは単に票数、つまりリンク数を見るだけではなく、票を投じたページについても分析します。 「重要度」の高いページによって投じられた票はより高く評価されて、それを受け取ったページを「重要なもの」にしていくのです。

こうした分析によって高評価を得た重要なページには高いPageRankTM (ページ順位)が与えられ、検索結果内の順位も高くなります。 PageRankTM はGoogleにおけるページの重要度を示す総合的な指標であり、各検索に影響されるものではありません。 むしろ、PageRankTM は複雑なアルゴリズムにしたがったリンク構造の分析にもとづく、各Webページそのものの特性です。

もちろん、重要度が高いページでも検索語句に関連がなければ意味がありません。 そのためにGoogleは洗練されたテキストマッチ技術を使って、検索に対し重要でなおかつ、的確なページを探し出します。
Google の人気の秘密 - PageRankについて

つまり高評価を得た重要なページになるためには、
◆できるだけ「重要度」の高いページによって投じられた票をたくさん集めること
と言えるわけです。
またこのような票を集めれば集めるほど、サイトが上位に表示される仕組みであることも伺えます。
そういうわけで、新・旧2つのサイトに貴重な票を分散させるのは賢い方法とは言えません。

できることなら被リンクは、一つのサイトに集中して集めるべきなのです。その方が上位表示に効果的なのですから。
それでは、既存のサイトを管理していて新たに独自ドメインサイトを取得・公開する際、具体的にどう対策を取っていけば良いのでしょうか?
この点についてはYahoo!公式サイトのFAQを引用します

301/302リダイレクトが明暗を分かつ!

サイトのURLを変えたので、検索結果のURLを修正したい
[ウェブ検索]の検索結果に表示されているページを移転してURLが変わるときは、移転前のページに「HTTP 301」を設定し、移転後のページへ自動的に転送されるように設定(リダイレクト設定)してください。 検索エンジン用ロボットは、データベース更新の際、移転前のページからのリンクをたどって新しいURLのページを登録します。

なお、次回のデータベース更新時までは移転前のサイトのページが[ウェブ検索]に表示されます。
サイトのURLを変えたので、検索結果のURLを修正したい
リダイレクトを設定している場合、どちらのURLがデータベースに登録されますか?
リダイレクトが設定されているURLについて、検索エンジン用ロボットが、リダイレクト元URLとリダイレクト先URLのどちらをデータベースに登録するかは、以下のYahoo! Inc.が定めるガイドラインに従っています。
ロボットが判断に利用するHTTPステータスコードは以下の通りです。

301 − 永久的なリダイレクト
302 − 一時的なリダイレクト
メタリフレッシュ:
<meta http-equiv=”refresh” content=…>を使ったリダイレクトでは、即時にリダイレクトするように設定している場合は301、リダイレクト開始まで一定の時間を設定している場合は302、として扱われます。

あるドメインに所属するページから、「永久/一時的に」別ドメインのページへ
リダイレクト→リダイレクト先のURLがデータベースに登録されます。

ドメイントップレベルのページから、「永久に」同一ドメイン内の下層ページへ
リダイレクト→リダイレクト元のURLが登録されます。

ドメイン下層にあるページから、「永久に」同一ドメイン内で同じく下層にあるページへ
リダイレクト→リダイレクト先のURLが登録されます。

ドメイン内のページから、「一時的に」同一ドメイン内の別のページへ
リダイレクト→リダイレクト元のURLが登録されます。
リダイレクトを設定している場合、どちらのURLがデータベースに登録されますか?

これに従ってサイト移転を行うと確実だと思われます。
というのも、信用できる・できないSEO関連サイトの説明よりも、検索エンジン自体が公式に発表している資料の方が信頼できるからです。
もちろん当サイトよりも、検索エンジン公式サイトの資料を絶対視する方が確実だということですね。

独自ドメインの利点を紹介

さて、話を戻しますが、独自ドメインのSEO的利点はたくさんあります。
例えば、Google検索における [他、www.******.com内のページ ] という「強制省略」(当サイトが独自に命名)による
◆同一ドメイン内の他サイトに、せっかくの表示権を奪われてしまうというリスク
を、あらかじめ回避できるからです。

またサブドメインについても同様のことがいえます。
aaa.***.com や bbb.***.com という具合にサブドメインを作れば、[他、www.******.com内のページ ] という「強制省略」をさらに回避できるのです。
しかも「サブドメインによる分け方は、強制省略されない」ということは、
◆検索エンジン側が、サブドメイン分けによるサイト構成は、同一のサイトだとは認識していない
ということだとも受け取ることができるわけで(サブドメインが違えば別サイト扱いであるとも言い換えられる)、通常のディレクトリ分けによるページ(www.***.com/aaa/index.html)よりもサブドメイン分けのページ(aaa.***.com/index.html)の方が別サイトからの被リンクという意味で、被リンク対策に有利だとも考えられています
そして実際サブドメインにした方がSEO効果があるのです。

独自ドメインとサブドメイン作成と検索エンジン側の対策

この事実は当然スパマーも耳にしているわけで、早速サブドメインを乱立させて上位表示を勝ち取るスパマーも、見かけることができます。
検索エンジン側にはサブドメイン乱立への対策が生じていると思うのですが、「サブドメインにした方がSEO的効果がある」のが現状です。
もちろんやりすぎた乱立はスパムフィルタにかかると思いますが、ほんの少しならまずバレないのが悲しい現実ではあります。
そういうわけで、きちんとサブドメイン分けでコンテンツをしっかり作り込み、自サイト内被リンク対策も万全にして、SEOに励みましょう

おまけ

さて最後になりましたが、Yahoo!で順位を上げたい場合にはサイトの順位を上げるにはをご覧ください
次回更新は未定ですが、ページランクについてのコラムや2カラム/3カラムのCSSデザインについてのコラム、このどちらかにしたいなあと思っています。

公開日:2006-03-27
文書作成:www.fseeker.jp
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